最近暑くなってきましたね。
敷布団カバーが汗でビチョビチョになり始める季節です。
今日敷布団カバーを洗いました。
結構な厚みがあるせいか、水を吸ったそれは非情な程に重く。
アラサーにはツラい重量でした。
今回のブログは、前回の【メキシコ】ルチャリブレとは?わかりやすーく解説!の巻で触れた、
ルチャドールのトリオ2組について紹介していきたいと思います。
2組の情報を一気に書くと、かなり長くなりそうだったので今回は1組をご紹介したく!
まず、ざっくりとしたおさらい。
ルチャリブレの選手は、『テクニコ(善玉)』『ルード(悪玉)』に分かれます。
その2つが戦って勝敗をつけているのがメキシコのプロレス、ルチャリブレ。
テクニコ、ルードともに決まったメンバーでユニットが作られていることがあり、決め台詞、決め技があったりして、さながら日本の戦隊モノアニメを見ているようです。
私はそんなユニットの中で、2組のユニットを応援しています。
ロス・ゲレーロス・ラグネロス
と
ラ・ヌエバ・ヘネラシオン・ディナミタ
の2組です!
ぜひ皆さんに知っていただこうと思い、彼らの紹介記事を書く決意をいたしました。(謎のやる気)
ちなみにどちらも、メキシコのルチャリブレ団体、CMLLの選手です。
今回のブログではまず、ロス・ゲレーロス・ラグネロスをご紹介します!
【ロス・ゲレーロス・ラグネロス】 Los Guerreros Laguneros
ってどんなユニット?
日本語に訳すと「ラグーンの戦士たち」
え、超格好良いんですけど…。
CMLLルードの超重量級ユニット。
興行では毎度メインイベントを飾る実力を持っています。
もともとは、2001年にロス・インフェルナレス(Los Infernales)という名前で作られたユニット。
そのあとメンバーが抜けたり入ったり、ユニット名が変わったりを経て、2011年に「ロス・ゲレーロス・ラグネロス」となりました。
実は私が描いた絵が、彼らの公式グッズになっています。
非常にうれぴぃですね。
Tシャツ、ステッカーになっているので、メキシコに行かれた際はぜひ探して見てくださいね。
(そしてぜひ買ってくださいね。)
現在のメンバーは4名(以下敬称略)
・ウルティモ・ゲレーロ
・エウフォリア
・グラン・ゲレーロ
・テンプラリオ
それぞれのキャラクターや見た目に強い個性があるので、本物のアメコミキャラクターに見えて来ます。
連携技も力強く、派手派手です。
1試合見ただけでも、とっても見応えがあるトリオなのです!
では、皆さんお待ちかね、メンバー紹介にいきましょう!
待ってない!?
シャットアップ!!!
メンバー紹介!
No.1:ウルティモ・ゲレーロ(Úitimo guerrero)
1990年デビュー。
御歳48歳のCMLLルードの重鎮。
まごうことなきスペルエストレージャ(スーパースター)です。
特徴はマレットヘアっぽいロングヘアと、前歯にある1本の銀歯。(ちょっと可愛い。)
唯一残るユニットの第1期生です。
「1期生」という言葉がこれほどまでに似合わない人がいるのかとお思いでしょうが、1期生です。
日本にも何度も来ていて、新日本プロレスのリングで戦っています。
一番最近だと、2020年1月のファンタスティカ・マニア(Fantastica Mania)という興行に出ていました。
日本での愛称は「親分」
対戦相手の方が歓声が大きいと、ふてくされて戦わずに帰ろうとするオチャメな一面も。
アラフィフとは思えないほど俊敏かつパワフルに戦う選手です!
メンバー紹介!
No.2:(グラン・ゲレーロ)Gran guerrero
2012年デビュー。
皆さん、彼、何歳だと思いますか?
なんと今年で26歳です。
おいおい嘘だろ…と思っちゃうくらい完成されてますよね。
愛称は「エルマニート チュロ(Hermanito Chulo)」
「クールな(格好良い)弟」という意味です。
実はグランさん、ウルティモ・ゲレーロの実の弟なのです。
20歳以上差があるので、デビュー当初は親子だと勘違いされていたり。
ウルティモ・ゲレーロ・ジュニア
↓
タウルス
↓
グラン・ゲレーロ
とリングネームが変わっています。
たしかに名前に「ジュニア」なんてつけたら、息子かな?とも思いますよね。
身長は175cmと、聞いただけでは大きく感じませんが、
全身が分厚い筋肉の鎧に包まれているので、実際に目の当たりにするとめちゃめちゃ大きいです。
特徴は、何と言ってもこの盛り上がり過ぎている僧帽筋と、ミサイルかな?と間違えちゃうようなぶっとい太もも。
リングへの入場の時は、超でかいアステカの羽飾りをつけて入場します。
メンバー紹介!
No.3:エウフォリア(Euforia)
1990年デビュー。
2012年からゲレーロスに参加しています。
45歳のベテランルード。
新日本プロレスでの愛称は、「メヒコの重戦車」
その言葉の通り、身長182cmでこの肉体。
マスカラのデザインも相まって威圧感が凄いです。
ぶつかられたら、完全なる交通事故ですね。
きっと肩が軽くぶつかった程度でもムチ打ち必至でしょう。
衝撃で首がスポーン!と飛んでいく可能性すらあります。
彼の凄いところは、自身のマスカラを自分で作っているところ。
こんなイカツさの極みのような大きな体で、作るには繊細な技術が必要なマスクを作っているなんて。
正直信じられませんよね。
しかも、自身のものだけでなく、息子であるソベラノ・ジュニア(Seberano Jr.)のマスカラもパパ作です。
入場時は、エウフォリアもグラン・ゲレーロ同じくアステカの羽飾りをつけて登場します。
そして基本的に試合は上の3名で出ますが、もう1人メンバーがいます。
メンバー紹介!
No.4:テンプラリオ(Templario)
2010年デビュー。
皆さん思ったでしょ。
天麩羅…
って。
私も彼の存在を初めて知った時はそう思いました。
こんな絵を描いちゃったりもしました。
でもテンプラリオさんの名前は「テンプル騎士団」から来ています。
だからこそこの十字架デザインのマスカラをしているんですね。
新人ルチャドールは皆、各師匠(マエストロ)の元で技術を磨きます。
彼はウルティモ・ゲレーロジムで親分にビシビシ鍛えられた、期待の若手ルードなのです。
彼の特徴はタトゥーまみれのムチムチボディ。
ニックネームの「Guerrero Leon(ライオンの戦士)」に合わせて、大量のライオンが刻まれています。
そして何より、彼はルチャリブレがとっても上手です。
いや「ルチャが”上手”」ってなんやねん、とお思いかもしれませんが、
試合の流れを止めずに、観客を試合のストーリーに引き込む力のある、素晴らしい選手だと思っています。
どこからの目線なのでしょうかね。高校球児のスカウトマンかな。はい151km/h。
テンプラリオさんは現在28歳。
きっと、もっともっと上に行ける選手だと私は思うのです。
彼の将来に期待。(誰)
ちなみに、私に公式グッズのイラストを描いて欲しいと依頼をくれたのは、このテンプラリオさんです。
このゴリゴリの風貌で私の絵に興味を持ってくれたことに、かなりびっくりしました。
私にメキシコで自分のイラストを広めるチャンスをくれたテンプラリオさんにはとても感謝しています。
ここに注目!決め技と決めポーズ!
彼らの決めゼリフは「デ・オトロ・ニベル!(De Otro Nivel)」
「俺たちはレベルが違うぜ!」というような意味で、片手でビシッと決めます。
決めポーズ、というかお決まりの観客の煽りは、両手を顔の横に持って来て「フッ!フッ!フッ!」と押し上げるように上下する動き。
観客として会場でやると、これがもう、とても楽しい。
ぜひ会場でやってみていただきたい!
入場時や、各ラウンドで勝利を取った時などに出ますので、ご注目を。
お次は決め技のご紹介。
技名は私が説明用につけた名前なので、実際はちがいます。
ご了承あれ。
①宙を舞うボディプレス
空から降る、約100Kgの巨体。
ロープに固定した相手に向かって、100kg近いグラン・ゲレーロが降って来ます。
いろいろな都合で試合に出るメンバーが変わっても、飛ぶのは必ずグラン・ゲレーロ。
こんなの、やられた方はもうたまったもんじゃないですね。
これはコロナこのヤロウという気持ちをこめて描いた絵ですが、大体こんな感じです。
②芸術的な合体関節技
こ、これはまさかシルクドゥソレイユ?
ここまで美しく決められたら、もはや技をかけられた方も嬉しいのではないかと思ってしまう。
③メリーゴーラウンド式バックブリーカー
参照:https://www.f4wonline.com/mexico/cmll-arena-mexico-results-la-gran-alternativa-tournament-continues-237056
対戦相手を背負い、背中をキメつつグルグル回ります。
相手は耐えきれずタップ!(もできないけど!)
私が一番最初にCMLLで好きになったのは、他の選手でした。
ただ、いつのまにか彼らゲレーロスの魅力に虜になってしまい、今では一番好きなグループに。
彼らの試合は本当に見応えがあるので、ぜひ見て欲しい!
こちらの動画はCMLLの公式YouTubeチャンネルにアップされている、去年2019年のクリスマス興行です。
動画のちょうど2時間過ぎあたりから、ゲレーロスの試合が始まります。
もちろんメインイベントです!
チラっとでも見て見みていただけると嬉しいなぁ。
というわけで、今回はロス・ゲレーロス・ラグネロスについて学んでいただきました。
次回はラ・ヌエバ・ヘネラシオン・ディナミタについて書いていこうと思います。
全人類がもれなくルチャリブレファンになりますように…と祈りつつ。
それでは皆さま、Hasta La Proxima!!